いま日本の漫画やアニメは、世界中で人気になっており大きな輸出産業となっています。そんな現在に先駆けて1978年に英語化された「はだしのゲン」という異色な漫画があります。中沢啓治氏が1972年に少年ジャンプに連載、単行本として全10巻を発刊。原爆投下後の広島で被爆したゲンがたくましく生きる姿を描いたこの作品は、英・仏・独・ロシアなど25か国語に翻訳され、英語版は11万部の売上となっているユニークな作品です。
前半の原爆シーンの過激さや、作者の思想、日米関係への影響など様々な要因で図書館での閲覧制限がありましたが昨年、中沢啓治氏は米国漫画界のアカデミー賞に匹敵するアイズナー賞を受賞しました。
この作品で前半は原爆の悲惨さが描かれていますが、それだけでなく後半は、苦難を乗り越えゲンが前向きに生きる姿が描かれて、それを含めた点が作者の意図だと思います。
NHKの新プロジェクトXでも取り上げられました。
はだしのゲンをひろめる会 https://hadashinogen.jp/ では国内外の団体、学校、図書館などに寄贈をしています。