全仏オープンテニスの混合ダブルスで、加藤未唯ペアが優勝しました。
とくに今回は、先に行われた女子ダブルスで、加藤選手のボールが運悪くボールガールに当たり、不運の失格処分を乗り越えての優勝でした。
女子ダブルスでの処分には、プロ選手協会が不当と抗議しましたが、加藤選手の賞金とランキングポイントは没収になってしまいました。
このケースを天風会員として、どのように解釈すればいいでしょうか。
まず失格処分を単に悲しんだり、怒ったりすることは論外となります。
私は加藤選手の「心の転換力」がすごいと思います。
悲しさや悔しさなどの消極心を乗り越え、現在のチャンスに向き合い次の試合に集中して、そこでベストを尽くしました。
すなわち「集中と転換」が見事だったと思います。
また同じ全仏オープンの車いすテニスの部で、17歳で最年少優勝した小田凱人選手も「絶対できる」と信念を持ち続けていたのも印象的でした。
彼の活躍は、彼自身が国枝慎吾選手の活躍に勇気をもらったように、ハンディのある子供たちへ大きな勇気を与えたと思います。
今年の全仏オープンはいろいろ勉強になりました。