今川講師の講演を天風会館で聞く機会がありました。今川講師は祖母が昭和8年に中村天風の講演を聴いて感動しそれから家族で入会されたそうです。当時は入会金が今の価値で30万円でした。
当時の会員は皆明るかったし、天風師の教えを心から信じていた。だから刀の上も歩いた。天風師の気性は激しく、好き嫌いもあり、殿様だった、そんな点が人間くさく、大きな魅力だったそうです。カリアッパ師が三郎青年をインドに連れて行ったのは、非凡さを見抜き、選ばれた人だったので、悟りを開けたのではないかと。
我々は、その悟りを信じることから始めてよいと言われました。天風師の教えの構図について、まず「真我」の自覚、根源主体の「気」と繋がり、そこに「力」「叡智」があり「積極」と「調和」。「真我本位」で生きるように「真理瞑想」で気づけ、と教えた。まとめとして、絶えず疑問を持って修練会、行修会で気づいて、自分で「考えよ」そして「実践せよ」と今川講師のお話でした。